お知らせ

　11月7日に総学講座が行われ、再生医療の分野で起業された秋枝静香さんのお話を聞きました。元サッカー選手であった秋枝さんは、ダイナミックな転身を経て今日の会社経営に至っています。

　その秋枝さんのお話は、再生医療の最先端の状況を知るにとどまらず、職場での人間関係の大切さや、国際社会でのコミュニケーション術に至るまで、人間が社会で生きていくための基本的な心得や、何度断られても可能性を信じてスポンサー企業を探すバイタリティーの大切さなど様々な示唆に満ちていました。

　多岐にわたる興味深い話題に刺激されたのか、生徒たちの反応も上々で、質問コーナーでは10人を超える生徒たちが、再生医療の分野に関する専門的な内容から、語学学習のヒントを求めるなど、これまた多彩な質問を投げかけていました。それらの質問に対して真摯かつ丁寧に答える秋枝さんの姿そのものが、生徒たちに大切なヒントを与えてくれていたように思われました。

　最後の質問は、医療の進歩の中で人はいかに生き続けるべきかという、ある種哲学的なところにまで達していて、今回講師を務めてくださった秋枝さんの熱意と、生徒たちの真剣な聞く姿勢がもたらしたまさに賜物のように思われ、極めて印象深い総学講座となりました。