全日制と定時制の違いは、学校設置基準によるものです。
本校は昭和3年に夜間定時制高校として認可を受け(中央大学内に設置)、独自の校地・校舎を持たない状態のまま歴史を重ねてきました。昭和55年に現在の後楽園キャンパスへ移転して初めて独立した校舎を持ちましたが、グラウンドや体育館はないままでした。平成5年に教育課程を変更し、授業時間帯を昼間に移行して再出発しました。しかし、施設面では依然として全日制高校の設置基準を満たせずにおります。したがって、本校は設置基準によって定時制課程と分類されておりますが、授業、特別活動などにおいては全日制と変わることはありません。また、部活動に関しては、すべて全日制の大会に参加しています。
対面式の説明会が開催可能ならば、1回はお越しになることをお願いしたいと思います。本校は大学キャンパス内にあり、一般的な高等学校の環境とはかなり違うことをご確認・ご理解いただくためです。ただし、参加回数による有利不利はありません。
中央大学に進学することを前提として、大学での中位以上のレベルになることを目標に授業を行っています。必要に応じて補講習が行われ、苦手科目の克服を図っています。3年次には、文系(3クラス)理系(1クラス)に分かれて、それぞれの科目群に重点を置いた学習をします。また、国公立をはじめとした中央大学以外の大学受験希望者のための特別講座も行われています。
現在のところ約9割の生徒が進学していますが、中央大学の制度改革のため、推薦者数に関しては調整中です。高校からの推薦順位は、学業成績、特別活動、出席、資格、実力テストの成績などを総合して算出されます。学業成績が基準に達していない場合には、推薦資格が得られませんので日常の予復習や授業への取り組む姿勢が大切です。また推薦されるためには、現行における英検®2級の資格を有していることが必須となります(ただし、相応の事情があり、その資格を取得できない場合は、校長がその資格に相当する学力を有すると認めた者)。
現在運動部10、文化部9、生徒会、委員会4があり、約9割の生徒が活動しています。部活動の加入は強制ではありませんが、高校生活を充実したものにするためには欠かせないものと考えています。ただし、活動場所や日数には制限があるため、郊外の施設を借用するなど工夫して活動しています。
朝は、9時15分までに入室、その後ショートホームルーム(SHR)、授業。授業終了時間は15時50分、その後SHRと清掃。さらにクラブ活動などが後片付けを含めて18時45分まであって、最終下校時刻は19時です。また、0時限〔特別講座、自由選択科目、補講、補習〕は8時〜9時に行われます。土曜日は土曜講座として、ボランティア講座のほか遅進者対応の特別講習・補習、受験対策講座を開講し、附属校としての特長を活かしつつ、多様な進路に対応するための日として位置づけています。
時程表(月~金) | |||
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検温 | 7:45~7:55 | 昼休み | 13:15~14:00 |
0時限 | 8:00~9:00 | 5時限 | 14:00~14:50 |
検温 | 8:40~9:10 | 6時限 | 15:00~15:50 |
SHR | 9:15~9:25 | SHR | 15:50~16:00 |
1時限 | 9:25~10:15 | 7時限 | 16:30~17:20 |
2時限 | 10:25~11:15 | 8時限 | 17:20~18:10 |
3時限 | 11:25~12:25 | 最終下校 | 19:00 |
4時限 | 12:25~13:15 |
時程表(月~金) | |
---|---|
検温 | 7:45~7:55 |
0時限 | 8:00~9:00 |
検温 | 8:40~9:10 |
SHR | 9:15~9:25 |
1時限 | 9:25~10:15 |
2時限 | 10:25~11:15 |
3時限 | 11:25~12:25 |
4時限 | 12:25~13:15 |
昼休み | 13:15~14:00 |
5時限 | 14:00~14:50 |
6時限 | 15:00~15:50 |
SHR | 15:50~16:00 |
7時限 | 16:30~17:20 |
8時限 | 17:20~18:10 |
最終下校 | 19:00 |
土曜日 |
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土曜講座、遅進者対策講座、受験対策講座、英検対策講座等を行う |
中央大学への推薦を得た人が、その資格を留保したまま(入学金は必要)、国公立大学または中央大学にはない学部・学科(医・歯・薬・獣医・看護)を受験することができる制度です。しかし実際には、附属の高校で推薦資格を取るには全ての授業を誠実に学習することが必要なので〔全科目主義〕、受験勉強との両立には、しっかりとした進路に対する意識や目標に沿った努力と覚悟が必要です。
入学申込金300,000円、後援会入会申込金7,000円、生徒会入会申込金2,500円が必要となりますが、後援会入会申込金と生徒会入会申込金については、公立高校(東京、神奈川、千葉、埼玉)受験者は、手続きをすることによって公立高校合格発表日まで延納することができます。詳細は、2023年度生徒募集要項でご確認ください。
※学納金は経済情勢の変動等により改定することがあります。
『自分を育てる、世界を拓く。』