中央大学法学部法律学科への進学内定予定者を対象にした3学期特別講座において模擬裁判を行いました。
裁判員裁判が実施される中、高校生のうちから市民による司法参加の意義を考えて欲しい。そのような思いで始めた本講座も7年目を迎えました。毎年シナリオ係の生徒を中心に進めてきましたが今年も時相を反映した素晴らしいシナリオが完成しました。
また事前講義として、現役の弁護士でもある本校卒業生の声を聞き、さらに東京地裁における裁判傍聴等を通して、実際の司法制度を多角的に考える機会を設けてきました。現在の日本社会の状況を鑑み、架空の事件を想定し、実際の裁判上の手続きに従って行うロールプレイング型の本講座では、通常の座学とは異なる様々な実感を生徒たちに持たせることになっているようです。
なお、模擬裁判の本番は中央大学法科大学院市ヶ谷キャンパスにある模擬法廷をお借りして行います。法服をまとい実際の法廷さながらの施設で行った本番には生徒たちも熱が入ります。また、中央大学法科大学院の中山隆夫教授からは講評を頂いただき、事前にシナリオの監修まで行っていただきました。中山教授ありがとうございました。
生徒たちが今回の経験を踏まえ、市民の司法参加について少しでも考えてくれたらと思います。
『自分を育てる、世界を拓く。』