11月6日、世界銀行東京事務所の上級対外関係担当官である大森功一氏を講師としてお迎えし、お話をうかがいました。大森さんのご講演は、高校時代の英語に対する取組み経験(担当教員のアドバイスに従い、とにかくテキストを繰り返し朗読した!)からはじまり、世界を舞台に活躍するための必要な心構えについて映像やグラフを織り交ぜて語られました。世界銀行の実際の会議現場やオフィスの様子を見ると、「多様性」ということが実感されました。また、会議において自分の意見を言わない人は次から呼ばれなくなる、というエピソードや、エレベータートーク(エレベーターで同乗するくらいの短時間でも自己PRできる表現力が必要である)などの話題は、生徒たちの心を大いに惹きつけました。世界銀行での活動を通じて、世界から貧困に苦しむ人をなくしていきたい、という壮大な目標に取り組まれている大森氏の言葉は、自己表現の大切さ、世界規模・地球規模で物事をとらえる視点を持つこと、日々の学習の積み重ねの大切さを考える貴重な機会となりました。
講演後には、生徒たちからたくさんの質問の手が上がり、自らマイクを持って聞きに行ってくださる氏の姿勢が印象的でした。質問一つ一つを真摯に受け止め、丁寧に気さくに答えてくださる大森氏が、生徒一人一人に期待してくださっているのが感じられました。ありがとうございました。