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学校生活

卒業生講演「海外の大学に進学して」を行いました

11月18日、土曜日の3時間目を利用して、本校の卒業生であり、米国留学を経て、現在カリフォルニア州に生活の拠点を置き、IT系の企業で活躍しておられる田渕遥さんをお呼びしてお話を聞く機会を持ちました。
1年生を前に、留学を志した動機や英語力を身に着ける過程、さらに現地の人たちとのコミュニケーションのコツに至るまで、また、米国において学業を修める方法から就職に至るまで、自らの経験を通して率直で実感のこもった話を聞かせてもらいました。
短期留学中の様々な国から来た学生たちとの出会いの際に、自分の思いを伝えたい、彼らのことをもっと知りたいと切実に思ったことが語学力を磨くための原動力になり、さらに米国でコンピューター関連の専門分野の単位を取得し、そのまま就職活動を現地で行った田渕さんのバイタリティーに感心させられつつ、同時に彼女の言葉には、誰もが本気になれば必ず道は開けてくるという生徒への力強い応援の気持ちが満ちていました。
また、安全な日本に住んでいる私たちの誰もが心配する海外の治安や食生活に至るまで、自身の体験から様々なエピソードを披露してくれ、時になごんだり、時に考えさせられたりしながら、限られた時間はあっという間に過ぎていきました。
「英検2級の力でも現地でやっていけるのか」のような本校生徒にとってリアリティのある質問や、渡航費用をどのように調達したのか等、極めて現実的かつ重大な質問からは、海外での学問や生活に対する生徒の関心の高さが強く感じられ、また、人種問題等の通常日本にいる限り、文書や報道の形で知識としてしか認識できない事柄について、実際に現地で生活している人の言葉で話をしてもらうことは、生徒にとって得難い経験になったと思います。日本にいるとわかりにくい米国で学問を修めるためのルート設定から日常のちょっとした体験談に至るまで講演のどの部分をとっても大変有意義で、示唆に富んだ講演になりました。
最後に生徒から質問を募ったのですが、いつも以上に熱心に質問する生徒がたくさんいて、生徒の海外に対する関心の高さと、今回の講演が意義の多いものであったことが実感させられました。このような機会に触発されて、生徒の皆さんが自分から積極的に動いて情報を集め、自分の人生をより有意義なものにしていく気持ちを持ってくれればと思いました。

『自分を育てる、世界を拓く。』

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